2008年09月17日

日本の地方區分と道州制

この問題は、幼少より謎が多く、仕事上も非常に關連性が深いのでネタである。
政府の各省局、電力ガス通信關係、その他民間の各社によつてまちまち。
地方區分については、ちやうど長男が社會の授業でやつてゐるらしく、タイミングがよい。

律令時代の五畿七道はいいとして、だいたい議論の餘地がないのは北海道と九州と四國。これは島が違ふからといふ要因が大きい。本州は地方の數さへもいろいろである。教科書でスタンダードとされるのは、東北/關東/中部/近畿/中國といふ區分。これに對し、中部を東海/甲信/北陸に分割とか、近畿から三重を拔いて殘りを關西とかといふ例がある。

T.標準例:教科書のやつ
 東北(青森/岩手/秋田/山形/宮城/福島)
 關東(茨城/栃木/群馬/埼玉/千葉/東京/神奈川)
 中部(新潟/富山/石川/福井/山梨/長野/岐阜/靜岡/愛知)
 近畿(三重/滋賀/京都/大阪/兵庫/奈良/和歌山)
 中國(鳥取/島根/岡山/廣島/山口)

U.一般例:企業など
 東北と中國と關東はそのままで、
 北陸(新潟/富山/石川/福井)
 甲信(山梨/長野)
 東海(岐阜/靜岡/愛知/三重)
 關西(滋賀/京都/大阪/兵庫/奈良/和歌山)となるか
 甲信を關東に含めてしまふ、あるいは關東と北信越に分割してしまふ、などのパターンがある。

そのなかで、個別に議論が多い縣は下記。
・新潟縣は中部地方とされてゐるが、東北電力管轄下であり國土交通省北陸地方整備局であり且つ民間企業は東京の管轄となつてゐることが多い。だいたい北陸つてまとめると、金澤から2〜3時間かかるので不便である。北陸地方といふ概念には廣義と狹義の意味があつて、新潟を含めないのが狹義とされる。
・靜岡縣は中部地方とされてゐるが、山梨縣と同樣に富士川以東は東京電力管轄下、及び國土交通省關東地方整備局であり、民間では東京管轄となることが多い。また山梨縣は、中部地方といふ概念すら崩れかかつてをり、關東に山梨を足して「首都圈」とするのが一般的。
・長野縣は分割されがち。北部は北陸側だし、東部は關東寄り、南部は中部圈である。この縣がいかにバラバラなのかがよくわかる。企業では東海に所屬して名古屋管轄が一般的か。
・三重縣は近畿といふ感覺も薄い。やはり東海といふ概念のはうが一般的か。しかし、伊賀地方は關西辯だつたりするので奧が深い。
・福井縣は國土交通省近畿地方整備局管轄。一般的には北陸だらうけど、關西だつたり近畿だつたりさまざまである。

自分も日本各地を巡つてきて、言葉や食べ物などの文化の境目や、仕事の境目がいつもおもしろい。
道州制の議論があるたびに、このへんの區分がたいへん氣になるのである。


posted by rikuo at 23:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | 出張
この記事へのコメント
明治時代に施行された道府県単位で○○地方という考えは、もう時代遅れだと思います
例えば、三重県ですが、まだ交通機関が発達していない明治の頃には、名古屋との障害が多くむしろ京都とのつながりが大きかった
でも今は伊賀は近畿、伊勢は中部との結び付きが強いですね
よって福井や三重といった県は分割してやらないと、将来進行するであろう道州制に対応できないと思います。
Posted by 啓蟄明け at 2009年03月08日 09:45
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